新年明けましておめでとうございます。キムです。2020年一発目の記事です。
昨年末、かねてから欲しい欲しいと思っていた2代目E70X5(ご存知ない方はこちらの記事「キムの妄想。X5を買いたい…」をご覧ください。)を驚愕の19万円!で購入しましたので、ことの顛末を紹介します。
昔からのクラフトガレージファンに歓迎してもらえそうなコンテンツの予感が…
”その時”は、唐突に訪れた!
2019年の年の瀬間近。
会社からの帰り際、いつものルーチンワーク、某ネットオークションをチェックしてみると…
「X5 不動車 売り切り」の出品が!入札価格も10万円代。しかも出品場所は大分県…お隣!
これは千載一遇のチャンス。翌日、1時間ほどの攻防戦の末、19万円代で車体落札に成功!(車体他、諸経費でもう少しかかってます。)
まあ、ネットオークションでの購入については、別記事(ご存知ない方はこちらの記事「オークションでの車体購入について」をご覧ください。)でも買いてる通り、ノークレームノーリターン自己責任ですよ。
実際にどういった顛末…吉と出るのか凶と出るのか、ぜひご覧ください。
落札価格19万円のX5の紹介
ベース車となるX5を紹介します。平成19年式2代目E70の3.0si。激安で落札できた理由は不動車であることと、走行距離が18万kmということ。車検は9月まで残っています。
外観は十分綺麗。社外の純正風20インチホイールがついてました。
後日、売主から予備の新品ヘッドライトカバーをプレゼントいただきました。感謝です!!
サンルーフレスの個体。点検記録簿もしっかりと残っていて、ディーラーでのエアサス交換履歴なども確認できます。これはラッキーでした。一通り見たところ、E70定番の持病部分はやはり交換の必要がありそうです。
現状での気になる点
- オイル滲み有り
- 電動ウォーターポンプの警告履歴有り
- ラジエーター回りの配管・ジョイント部劣化
- エンジンルームの間仕切りパーツの劣化
と、気になる部分はあるものの、兎にも角にも先ずはエンジンをかけることが最優先。
とりあえず、スタートボタンをプッシュし、エンジン始動を試みることに…
エンジン始動の結果…
キュルルル…キュルルルルル…
セルモーターは回りますが、残念ながらエンジンは始動しません。
しかし、これは想定通り。
おそらく、燃料ポンプの問題でしょう。
ということで、リアシートを剥ぐって燃料ポンプを調べてみます。
もし、燃料ポンプが原因であれば、燃料ポンプを交換すれば、これにて修理完了です。
…が、しかしそんな淡い期待はあっけなく打ち砕かれました。
燃料ポンプに電気が来ていない。燃料ポンプに直接電気を通すと燃料ポンプは動いている。
…残念ながら、目論見は見事に外れました。
「重症ばい。」
主治医であるボス縄田からの一言。その言葉の持つ意味を、これから先思い知ることになります。
燃料ポンプに電気が来ていない…コンピューターに信号は来ているが、コンピューターから燃料ポンプへの信号が届いていない。
原因を色々と探った結果、行き着く先はコンピューターに。
クラフトガレージの真骨頂
コンピュータ異常に起因して、燃料ポンプが動いていない。
それがボス縄田の診断結果でした。
「コンピュータ交換していいと?」とボスからの一言。
この時点で第一の決断が今回のお客の立場である自分に迫られます。
というのも、コンピューター交換は通常30万円の費用がかかります。
しかも、この費用は燃料ポンプを動かすためにかかる費用であり、
この費用をかけることで、エンジンが動く保証は全くないのです。
コンピューターを交換することで、燃料ポンプが動き出しエンジンも始動、やった直った!というのはあくまでも理想的なシナリオ。
別のシナリオとして、燃料ポンプは動き出したが、エンジンは動かないまま、さらに新たなトラブルが判明…となる可能性も大なのです。
とはいえ、30万円の出費は躊躇します。
クラフトガレージはコンピューターの領域にも踏み込んだサービスを提供しており、
こうした場面はクラフトガレージの真骨頂を発揮するところ。
コンピューターチューンに関しては、日々進化しており、以前にはできなかったことができるようになったりしています。
ディーラーが踏み込まない領域にまで突っ込んだ解決策を見い出せるのがクラフトガレージの強み。
詳しくは省きますが、今回最新の技術を駆使してのコンピューター交換を試みることにしました。
これでコンピュータ交換費用を若干抑えることができます。
こうして2019年を終えることになりました。今回はここまで。