前回見事エンジン復活を遂げた某オークションで落札した19万円2代目X5。
これでやっと通常のメンテナンスができる状態となりました。
以下エンジン復活後に行ってもらったメンテ作業をまとめます。
1.ラジエーターのアッパーホース・バイパスホース,リザーバータンクを交換。
経年劣化に伴う水漏れ
2.オルタネーター交換
アイドリングが安定しないため、電圧を調べた結果、電圧そのものが安定していなかった
3.ヒーターバルブ交換
ヒーターが効かない状態だった
2ヶ月ほどかけて無事復活となりましたが、
費用はどのくらいかかったのか?
さて、気になるお金に関してのまとめです。
19万円で落札したものの結局いくらかかったのか?
まずはボス縄田に行ってもらった作業・手続きは以下です。
・車両引取り
・名義変更及び車両運搬
・各種トラブルシューティング
・中古コンピュータ交換書き換え
・オイルパン洗浄
・オイルパンガスケット交換
・バルブタイミング調整
・エンジンヘッドカバーガスケット交換
・ラジエーター回りパイピング交換
・ラジエーターリザーバータンク交換
・オルタネーター交換
・イグニションコイル交換
・ヒーターバルブ交換
・各種オイル交換
総額は税込60万円でした。
車両代も含めると総額80万円オーバーとなりました。
買ってよかったのか?
今回19万円で落札購入したE70X5。
果たして、買ってよかったのか、悪かったのか?
一言で答えるなら、失敗でしょう。
もう少し安く直るだろうと高をくくってましたからね。
それでも十二分に満足しています。
まんざら失敗でもない。買ってよかったとも思います。
そう思える一番の要因は、兎にも角にもボス縄田に直してもらえた、という事実。
数十万投入した結果、直らず仕舞いでジ・エンド、というシナリオも十分ありえたのですから。
今回のE70X5に限ったことではありませんが、原因不明の故障というのは怖いです。
その他満足できる要因には、車自体、走行距離の割に外装・内装が綺麗なところ。
とりあえずキャリアバーを取り付けました。先々ルーフボックスを取り付けたいと思っています。
あと、我が子供たちからのウケがよかったのも嬉しかったです。サンルーフレスの素地を活かして、フリップダウンモニターを取り付けようと思います。
気に入っているのは、このホイール。
20インチの純正STYLE 375仕様。〇〇仕様という表現って本物か偽物かどちらとも取れますよね?
残念ながら「BMW Performance」のロゴが入っていません。それでも気に入っています。
あとは、出品者の方が感じの良い方だったというのも影響ありますね。車の状況から推察してですが、本当は修理してでも乗りたかったのだろうと思います。そういう意味ではもし出品者さんがクラフトガレージと出会えていたら…なんて思ったりもします。
いろんな方の思いが詰まったこのE70X5。大切に大事に乗っていきますね。
今回の経験を通して
あらためてみなさんにお伝えしたいことがあります。
原因不明の故障に対してのリスク
今回の修理に関しては、まずはエンジン不動の原因特定から始まりました。
原因を特定するために行う「トラブルシューティング」。このトラブルシューティングに使用する部品や作業にも費用がかかります。リスクというのは、このトラブルシューティングに費用をかけるからといって、直る保証はないということなのです。
コンピューター診断は万能ではない
コンピューター診断によって、故障の原因となる部分が特定され、その部分の交換だけで終わることもありますが、今回のように単純にコンピュータ診断だけでは直らないことが多々あります。こうした故障の場合、コンピュータ診断に残るログを参考に、原因特定を進めていくことになります。こうした場面では経験や実績があるショップに見てもらった方が安心だと実感しました。