それまでの3シリーズのコンパクトモデルTiを引き継いで誕生したE87 1シリーズのメンテナンスポイントを紹介
エンジン回り
4気筒はオイル漏れしている車をよくみます。水漏れについては、ウォーターポンプの故障などのトラブルではなく、冷却水系統の継ぎ目からの漏れなどをみかけます。
電気系については、点火系のトラブルが発生しているようです。ただこれはトラブルが発生すれば警告ランプが点灯すると思うので、速やかに対処するとよいです。
あとタペット音が発生しているエンジンもあります。初期状態であれば添加剤などを使うと音が止まるケースが多いです。ただし、添加剤で治まらなければ、10万円オーバーの出費となりますので、早目に対処した方がよいです。
直噴エンジンについては、カーボンが溜まりやすく、カーボンが溜まってしまうと、アイドリング不調やひいてはパワーダウンなどに繋がるので、定期的にケミカル剤で内部洗浄した方がよいです。
トランスミッション
オートマオイルの漏れがチラホラ見かけます。
ABSのトラブルも要注意です。ABSにトラブルが発生するとトラクションコントロールも効きません。ABSにトラブルが発生した場合には、警告灯が点灯します。ABSの修理は非常に高額です。
中古車で購入された場合には、販売業者によりABSの点灯ランプをわざと消灯させている場合があるので、注意してください。
ちなみに昔のようにABSを殺すことはできなくなっています。
足回り
長く乗りたいという方には、足回りのリフレッシュをオススメします。10万キロオーバーの車両も出てきています。スポーティに乗りたい方には車高調を。ノーマル形状でよければビルシュタインなどでも十分でしょう。ビルシュタインは発売当時に比べて2,3万円は安くなっています。
ロアアームのブッシュは意外に持ちがいいようで、まだ変える必要はない車が大半でしょう。
タイヤ
ランフラットタイヤも第三世代に入り、メーカーにもよりますが、以前よりも随分安く入手できるようになっています。
DMEチューン
コンピューターチューンでエンジン特性を変えてみませんか?
ターボ車である135はコンピューターチューンの効果がわかりやすくコストパフォーマンスが高いため断然オススメできます。
NAエンジンの場合は、ターボに比べるとやはり変化の度合いは小さいですが、「おっ!」ぐらいの変化は感じてもらえると思います。
その他
窓がいきなり落ちるのは定番トラブルです。ウェインドウを上下させるときに異音が発生するようでしたら、既にどこかに異常が発生しています。
購入するならこの一台!
オススメするのなら、130のマニュアルです。BMW最後のNA3LエンジンであるN52。これは超イイです。パワーもあるし、レスポンスも気持ちいいですよ。